
石垣島にしかいないホタルがいるって本当?いつ・どこで見られるの?
石垣島と西表島だけに生息するヤエヤマヒメボタル、私は石垣島に半年住んでいた間に、バンナ公園で撮影してきました
日没後わずか30分間だけ光る、体長4mmの日本最小のホタル

その30分に立ち会うための時期・時間・条件・撮影設定をまとめます。
この記事でわかること📋
- ヤエヤマヒメボタルの発生時期と時間帯
- 光りやすい条件(気温・風・月)
- バンナ公園での観賞ポイント
- 撮影の設定と考え方
- 絶対に守りたいマナーと危険(ハブ)
ヤエヤマヒメボタルとは|体長4mm、日本最小のホタル

- 体長わずか4mm。日本最小のホタル
- 陸棲ホタル(内地のゲンジボタルのように川では育たない)
- 生息地は石垣島と西表島だけ
- メスには羽がなく、オスも飛翔力が弱いため活動範囲が極めて狭い
- 成虫の寿命はわずか5日〜1週間。餌は口にせず水だけを飲む
1年かけて成虫になり、たった1週間ほどで命を次へ繋ぐ。その短い時間に光っています。
好みの餌にの関係で、光の少ない樹林の下・適度な湿り気がある環境が必要。だから生息地はかなり局地的です
発生時期|3月中旬〜5月下旬

ヤエヤマヒメボタルが見られるのは3月中旬〜5月下旬頃。西表島ではこれより少し早いようです
八重山には他にもホタルがいて、時期がずれています👇
| ホタルの種類 | 発光時期 |
|---|---|
| ヤエヤマヒメボタル | 3月中旬〜5月下旬頃 |
| キイロスジボタル | 冬季を除くほぼ通年 |
| オオシママドボタル | 9月中旬〜翌1月初旬頃 |

ほぼ通年ホタルがいるって凄すぎる!石垣の環境はホタルに適してるんですね
時間帯|日没後の「たった30分」が勝負

ここが一番大事なポイントです
ヤエヤマヒメボタルは日没後の約30分間しか光りません。その時間を過ぎるとピタッと止まります
| 時期 | 発光時刻の目安 |
|---|---|
| 4月初め | 19:10〜19:40頃 |
| 5月の連休あたり | 19:30〜20:00頃 |
明るいうちに現地入りして待機するのが鉄則です。暗くなってから移動を始めると、それだけで見逃します

本当にあっという間。光り出したと思ったら、すぐ真っ暗な森に自分だけ取り残されます
私はしっかり撮れたのは2回目でした。下見とカメラの設定が大事です◎
光りやすい条件|気温・風・月
- 寒い日(気温の低い日)は出現数が少なくなる
- 風の強い日も少なくなる(生息地は風が直接当たらない場所が多い)
- 満月の日は少なくなるという話もある
- 生息地は山の南側斜面が多い
- 年によって出現数が大きく変わる
つまり狙い目は暖かく・風が弱く・月明かりが少ない夜。天気予報と月齢はチェックしておきたいところです
バンナ公園での観賞ポイント

石垣市街地から一番近くて便利なのがバンナ公園。私もここで撮影しました

撮影エリアは車かバイクがないと行けない場所です
観賞エリアはDゾーン・自然観察広場内の「ホタル街道」ココがおすすめ。
アクセスの流れ
- バンナ公園南口から300mほど名蔵寄りに西口がある
- 進むと自然観察広場への入口。右手に曲がって坂を上る
- 左手に「ホタル街道」の表示あり
- 坂を登りきって右手に駐車場があるのでココで駐車
- 管理棟横の道を進み、「であい橋展望台広場」方向へ
- 階段を下り、小川の橋を渡り、また階段を上る
- 階段を上りきると未舗装の小路。しばらく進むと生息エリア
道沿いの斜面が観賞場所になります。雨天後は滑りやすいので足元に注意を

チラホラ明かりが見えてきて「おお!」とテンションが上ります◎
撮影の設定と考え方
ホタルの光量は非常に弱いので、普通の撮り方では写りません。最近のiPhoneなら撮れるそうですが、やはり一眼が欲しいところ。
必要な機材
- 三脚(必須。長秒露光するため)
- 明るいレンズ(F2.8以下が理想)
- 一眼レフカメラ

私はこのセットで撮影してきました
設定の目安
| 項目 | 設定の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 絞り | F2.8前後(開放付近) | 弱い光を集めるため開ける |
| ISO感度 | 1600〜6400 | 高いほど光は拾えるがノイズも増える |
| シャッタースピード | 20〜30秒 | 光の軌跡を線として残す |
| ピント | マニュアルで置きピン | 暗すぎてオートフォーカスは効かない |
| 手ブレ補正 | OFF | 三脚使用時は誤作動の原因になる |
撮影方法は何パターンかある

ヤエヤマヒメボタルは1秒間に3回程度の速いリズムで点滅しながら、地面に近い低空をゆっくり飛びます
そのため短い露光を何枚も撮って、あとで比較明合成する方法もあります
30秒×1枚 or 20〜30秒を連続で何十枚か撮っておくと、後から調整も選択肢も幅が出ます

現場は真っ暗です。カメラの操作は明るいうちに確認しておくのが本当に大事でした
現地で設定してると、ホタルも光を嫌がるし、時間も限られてるので準備は本当に大事です📷️
絶対に守りたいマナーと危険
成虫の寿命はたった5日〜1週間。その短い繁殖期に、私たちは立ち会わせてもらっています
- 懐中電灯はできるだけ使わない。車の室内灯も消す
- 明るいうちにポイントへ入る。車のライトでホタルや森を不用意に照らさない
- ストロボを使わない(そもそも撮れません)
- 藪の中に入らない
最後の項目は特に重要です。ホタルのためでもありますが——
森の中にはハブがいます。真っ暗な藪に踏み込むのは本当に危険です

ハブも怖いし、道中もでかい鳥が「ギャーギャー」鳴いてるし、なかなかにスリリングです笑
まとめ|1年かけて、たった30分のために

- 発生時期は3月中旬〜5月下旬(西表島は少し早い)
- 日没後わずか30分間だけ光る。4月初旬は19:10〜19:40が目安
- 暖かく・風が弱く・月明かりの少ない夜が狙い目
- 市街地から近いのはバンナ公園のDゾーン「ホタル街道」
- 撮影はF2.8前後・ISO1600〜6400・20〜30秒+三脚が基本
- 懐中電灯とストロボは使わない。藪にはハブがいる
数の多い日には何百、何千という光が地面近くを舞い、森に光の絨毯を敷き詰めたような世界になります
その光はあっという間に消え、真っ暗な森に自分だけが残される。忘れられない体験でした
石垣島リゾバの全体像はこちらの完全ガイドへ👇

それでは、良い旅を。🍊


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