
選果ってどんな仕事なの?
みかん農家バイトの仕事、と聞いてまず浮かぶのは「収穫」だと思います。
でも実は、収穫のあとにもう一つ重要な仕事があります。それが選果です。

選果って何をするの?
と思っている方は多いと思います。私自身、バイトが決まったあとにそう思っていた一人でした。
この記事では、リゾートバイト歴12年の私が実際に担当した選果の仕事を、作業の流れ・分類基準・リアルな感想まで、そのままお伝えします。
結論から言うと、収穫より体への負担は少ないです。ただ、目と集中力をかなり使う仕事でした。慣れると農家さんとの会話が楽しい時間にもなります◎
📋 この記事でわかること
- 選果がどのタイミングで発生するか
- 3つの分類基準(大きさ・品種・状態)
- 状態の5段階の見分け方
- 別可品(規格外)はどこへ行くのか
- 誰が選果を担当するのか・残業との関係
選果とは何か?なぜ必要なのか

まず、収穫したみかんをそのまま出荷できるわけではありません。
品種や傷の有無、色々理由はありますが、一言で言うと「組合の規定を満たさないと受け入れてくれないから」と考えてOKです
スーパーに並ぶ「商品」にするために、一つひとつを仕分けするのが選果の仕事です。
農家さんの倉庫にコンベアと仕分け台が設置されていて、流れてくるみかんを目と手で次々と分けていきます。ほぼ手作業。機械ではなく、人の目と経験がものをいう仕事です。

「みかんを仕分けするだけ」ではなく、出荷でいる商品を作る仕事です。責任感がありました◎
選果は3つの基準で分ける
選果の基準は大きく3つ【大きさ・品種・状態】この3つを同時に見ながら仕分けしていきます
【大きさで分ける|3S〜L・規格外の6段階】

サイズは3S・2S・S・M・L・規格外(別可品)の6段階
サイズはベルトコンベアの設定で穴に落ちて分けられるようになってます
| サイズ | 目安 |
|---|---|
| 3S | 最小サイズ |
| 2S | 小ぶり |
| S | 小〜標準 |
| M | 標準サイズ |
| L | 大ぶり |
| 規格外(別可品) | 大きすぎ・形が悪い |
【品種で分ける|早生・南柑20号・石地】

品種が混ざらないよう仕分けします。
早生・南柑20号・石地はそれぞれ味も収穫時期も単価も異なるため、混入は厳禁。
見た目は似ていますが、農家さんの指導で区別できるようになります。

収穫時期が違うし、混ざらないように分けてますので心配ありません。品種ごとに特徴を知るのも面白かったです
【状態で分ける|5段階の品質ランク】

この3つの中でいちばん判断が難しいのが状態の見極めです。
傷の大きさや色づき具合を見て、5段階のランクに振り分けます。
| 状態 | 内容 |
|---|---|
| 精品 | 傷なし・きれいな商品。最高ランク |
| 可品 | 軽微な傷や色むらあり。出荷可能 |
| 青 | 色づきが不十分。まだ熟していない |
| 生傷 | 収穫時についた新しい傷あり |
| 別可品 | 大きすぎる・形が悪い |
「これは精品?可品?」と迷う場面が何度もあります。
でもそれは慣れの問題で、農家さんに都度聞きながら目を育てていく感覚でした。

最初はあーだこーだ言いながら、覚えていきます、それで良いんです
別可品(規格外)はどこへ行く?

「規格外はどこに行くの?」と最初は思っていましたが、廃棄ではありません。
工場へと、ジュースの原料として出荷されます。
無駄になるものは何もない。みかんジュースがちょっと違う目で見えるようになりました。

規格外は大きくて繊維が多いかもしれませんが、味は問題ないですからね。成り立ちがわかると前より美味しく感じます🍊
選果はいつやる?誰がやる?

通常時はバイト1人+農家さんのペアで担当
収穫の8時〜17時の時間帯、選果はバイトから1人が倉庫に入ります。ただし1人きりではなく、農家さんも一緒にいてくれます◎
農家さんはフォークリフトでコンテナを運んだり、みかんをベルトコンベアに流してくれます。
流れてきたみかんをバイトが選果する、という二人体制の流れです。

農家さんとの選果の時間、みかんのこと・八幡浜のこと・農業のこと・いろいろ話してくれました。あの時間に効いた話は今でも覚えています
残業時は複数人で対応
表年の豊作の年は収穫量が多く、17時以降に複数人で残業して選果をすることもありました。残業は割増賃金の対象なので、稼ぎたい人にとってはありがたいポイントです💡
なお、この体制は農家によって異なります。気になる場合は事前に確認しておくと安心です。
選果の作業簡単な流れ

まずベルトコンベアに収穫したコンテナのミカンを流します

このようにサイズ事にみかんが落ちていく穴があり、選果の人は【傷・青・可品・別可品】を見て分けていきます

選果を繰り返し、その日の目標のコンテナが積み上がったところで、出荷へ

日が落ちる頃から数時間、組合の受け入れ時間があるのでその時間に選果したものを運ぶ

ざっくりいうとこんな感じ。フォークリフト上手い人かっこいい
選果、やってみた正直な感想

収穫と比べると、体への負担は確実に少ないです。急斜面を上り下りするわけでもなく、コンテナを担ぐわけでもないので、体力的にはずっとラク◎
ただ、目が疲れます。状態の違いを見極め続ける作業は、思った以上に集中力を使います。

こまめに休憩もくれるのでご心配無く
でも農家さんと選果の日は、いろんな話をしながら作業できる時間でもありました。
農家さんの話を、ベルトコンベアの音を聞きながら話す時間は、意外と好きでした。
まとめ|スーパーに並ぶみかんに、誰かの目と手が入っている

選果の仕事をやってから、スーパーでみかんを買うときの見方が少し変わりました。
一つひとつのサイズが揃って、綺麗に並んでいるのは、誰かが一個ずつ手で仕分けしたからです
収穫より体がラクな分、目と集中力が要る仕事。農家さんとの時間が近い仕事。
そして、みかんという食べ物の裏側を知れる仕事でした。
みかん農家バイトのまとめ記事はこちら↓↓

それでは、良い旅を。🍊


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