
小笠原のリゾバって、離島の割に稼げるんですか?
この質問、答えが少し意外かもしれません
島の割には、そこそこの給料になります
理由はひとつです。小笠原は、東京都だから

最低賃金が東京基準なんです。これは地味に大きいです
私が父島で働いたのは5ヶ月です。そのうちまるまる1ヶ月働いた4ヶ月分の明細を、そのまま公開します
そして副業のほうが時給が高かったという話も。
この記事でわかること📋
- 本業(バーテンダー)の明細4ヶ月分の実額
- 深夜手当がつかなかった話と、直接雇用のこわさ
- 小笠原が東京都であることの意味
- 副業の時給が1.5倍だった話
- 寮費の引かれ方が謎だった件
- 島でも「もう少し稼ぎたい」が叶う理由
本業の明細|4ヶ月分をそのまま出します

父島のバーで働いたときの記録です
| 労働時間 | 基本給 | 所得税 | 差引支給額 | |
|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 168時間00分 | 168,000円 | 3,620円 | 168,000円 |
| 2ヶ月目 | 196時間00分 | 196,000円 | 4,630円 | 171,000円 |
| 3ヶ月目 | 175時間40分 | 175,000円 | 3,840円 | 175,000円 |
| 4ヶ月目 | 174時間30分 | 195,500円 | 4,550円 | 178,500円 |
手取りはおおむね17万円台で推移しました
※ 2019年当時のものです。現在は水準が上がっています
時給を逆算するとこうなります

基本給を労働時間で割ってみます
| 時給 | |
|---|---|
| 1ヶ月目 | 1,000円 |
| 2ヶ月目 | 1,000円 |
| 3ヶ月目 | 約996円 |
| 4ヶ月目 | 約1,120円 |
4ヶ月目だけ上がっているのは、試用期間が3ヶ月だったからだと思います

契約の説明が丁寧な職場ではなかったので、あくまで推測ですが
⭐ 小笠原は東京都です。ここが効きます

離島の仕事と聞くと、時給が安いイメージがあるかもしれません
でも小笠原は違います
行政区分としては、東京都小笠原村です
つまり最低賃金は東京都の基準が適用

船で24時間かかるのに、東京都なんですね
そうなんです。日本で屈指の遠さですが、東京
これが小笠原で働くうえでの、地味だけど大きな利点です
→ 他のエリアの給料と比べたい方はこちら👇

残業手当は、つきませんでした

明細を見ると分かります
所定時間外労働の欄は、4ヶ月とも空欄です
勤務は18時から27時まででしたが、残業として計上されることはありませんでした
月の労働時間は168〜196時間

契約の詳細を確認しづらい職場だったのは、正直なところです
応募するときは、残業の扱いを必ず確認してください
→ 職場選びで失敗した話はこちら👇

そして、深夜手当も入っていませんでした

これは記事を書きながら気づいたことです
私のシフトは18時から27時(深夜3時)
労働基準法では、22時から翌5時までの勤務には25%の割増賃金がつきます
つまり毎日、5時間分が深夜割増の対象だったことになります
でも明細に、その項目はありませんでした

えっ、それ結構な金額になりませんか?

なりますね。当時はまったく気づいていませんでした笑
念のため書いておくと、悪意があったとは思っていません

小さな島の個人経営のお店です
労務に詳しい人が、そもそも社内にいません

給与計算も手作業でした。悪気なく、単純に知らなかったのだと思います
ただ、知らなかったで済んでしまうこと自体が問題なんですよね
直接雇用だと、誰も守ってくれません

ここが、この記事で一番伝えたいところです

小笠原のBARは直接雇用でした。派遣会社を通していません
だから、間に入ってくれる人が誰もいない
「深夜手当はつかないんですか?」と毎日顔を合わせる店長に、自分から言うしかありません
島は狭くて、逃げ場もありません
言えるわけがないですよね笑

たしかに、それは言いづらいです……
派遣会社を通していたら、こうはならなかった

リゾートバイトを50カ所近くやってきて、改めて思います
派遣会社を通す一番の価値は、時給でも寮でもなく「間に人がいること」です
派遣なら、こうなります
- 給与計算をするのは派遣会社。労務のプロがやる
- 深夜手当・残業手当はシステムで自動計算される
- おかしいと思ったら担当者に電話するだけ
- 現場に直接言わなくていいので、気まずくならない
- 是正が必要なら、派遣会社が現場と交渉してくれる

私も別の現場で、勤務時間の記録が違っていたことがありました
担当者にLINEを1本送っただけで、翌月にはきちんと修正されて振り込まれていました
現場の人とは、一言も気まずい会話をしていません

これが本当に楽なんです。お金の話を自分でしなくていい、というだけで気持ちがまったく違います
派遣は手数料が引かれるぶん、時給が損に見えることもあります
でも私は、この「守ってもらえる」部分に対する保険料だと思っています

直接雇用が悪いとは言いません。小笠原のあの店で働けたことは、今でも財産です
ただ、初めてのリゾートバイトなら、迷わず派遣会社を通してください
何かあったときに、自分の代わりに言ってくれる人がいる。これは想像以上に大きいです
⚠️ 寮費の引かれ方が、謎でした

これは正直に書きます
明細を見返すと、こうなっています
| 寮費・光熱費 | |
|---|---|
| 1ヶ月目 | 引かれていない |
| 2ヶ月目 | 家賃光熱費 25,000円 |
| 3ヶ月目 | 引かれていない |
| 4ヶ月目 | 光熱費 15,000円 |

月によってバラバラですね
バラバラです。そして
正直、いまだに仕組みが分かりません
一定額を超えたら引かれるのか、それとも別の理由か
説明もありませんでした

聞きづらい雰囲気の職場だったので、「まあいいや」で済ませてしまいました笑
島だからこその曖昧さ、かもしれません

小笠原の職場は、個人経営が多く、ルールがきっちり文書化されていないことがあります
良く言えば柔軟、悪く言えば曖昧です

応募時に、寮費や生活面も確認しておくと◎
私のように「まあいいや」で済ませると、あとから分からなくなります
⭐ 副業のほうが、時給が高かった話

私は本業のほかに、島の観光会社で清掃の仕事をしていました
その明細がこちらです
| 労働時間 | 支給額 | 時給 | |
|---|---|---|---|
| ある月 | 10時間00分 | 15,000円 | 1,500円 |
| ある月 | 11時間30分 | 17,300円 | 1,500円 |
| 最終月 | 7時間15分 | 11,000円 | 1,500円 |

本業より高い…!
本業1,000円、副業1,500円
1.5倍です

短時間とはいえ、これは有り難い
週1〜2回、2時間ほどの仕事でした

働き方はこんな感じです
- 1回あたり2時間ほど
- 週に1〜2回
- 月にすると7〜11時間ほど
金額としては月1万〜1万7千円ほどの上乗せ
大きな額ではありませんが、離島でこれができるのは大きいです
島でも「もう少し稼ぎたい」が叶います

これは意外に知られていないこと
小笠原は短時間バイトの募集が意外とあります

私のように、本業のあいだの時間で働ける仕事です
離島だと仕事の選択肢がないと思われがちですが、島には島の人手不足があります
| 現場 | 副業の時給 |
|---|---|
| 野沢温泉(村内の居酒屋など) | 約1,000円 |
| 小笠原(島内の短時間バイト) | 1,500円 |
→ 野沢温泉のダブルワークの話はこちら👇

お金より大きかったもの

最後に、数字では出てこない話をします
私の本業は、正直かなり厳しい職場でした
そんな中で副業先が、とてもホワイトな職場だったんです。人が良くて、時給も高くて、短時間

働きに行くのに、癒されるんですね

そうなんです。あそこがなかったら、5ヶ月もたなかったかもしれません
精神的にも助けられました
最後の明細には、手書きでこう書かれていました

給与明細に、こんな言葉を書いてくれる職場に出会えました
この1枚は、今でも大切に持っています
→ ダブルワークの詳しい話はこちら👇

まとめ|島の割には、しっかり稼げます

- 本業は時給1,000円、手取りは17万円台
- 4ヶ月目に1,120円へ(試用期間3ヶ月だったと思われる)
- 小笠原は東京都なので、最低賃金が東京基準
- 残業手当はつかなかった。応募時に必ず確認を
- 寮費の引かれ方は月によってバラバラだった
- 副業は時給1,500円。本業の1.5倍
- 島には短時間バイトの募集が意外とある
小笠原は、生活費がほとんどかかりません
そのうえで東京都の賃金水準。島としては悪くない条件です

ただし、契約の中身はしっかり確認してから行ってください。私の反省です
あわせて読みたい
→ 小笠原で働いた5ヶ月の全体像はこちら👇

→ 島の暮らしと物価はこちら👇

→ ダブルワークをした理由はこちら👇

→ 他の現場の給料と比べたい方はこちら👇

それでは、良い旅を。🏝



コメント