
涸沢カールって、どんなところ?初心者でも行けるの?
上高地の徳沢園で働いていたころ、5月〜10月に毎月2回ほど、涸沢カールへ通っていました
北穂高岳や奥穂高岳に登るときに通ったぶんも入れると、10回ほど。


初めて紅葉を見たときは「おお…迫力あるー!」と感動
この記事では、何度も通った私から見た涸沢カールの道のり、紅葉の時期、気をつけてほしいことをまとめます。
この記事でわかること📋
- 徳沢から涸沢カールまでの道のりと時間
- 初心者が行くときに気をつけること
- 紅葉の見ごろ(9/21・10/1・10/11の比較)
- 涸沢ヒュッテのおでんと、夏の涸沢
- その先の北穂高岳・奥穂高岳
涸沢カールとは

涸沢カールは、穂高連峰に囲まれた、標高約2,300mの大きなくぼ地です。
氷河が削ってできた地形で、「日本一の紅葉」とも言われる場所。


涸沢ヒュッテ・涸沢小屋の2つの山小屋と、テント場があります。
車道はなく、歩いて行くしかない場所です
徳沢から涸沢カールまでの道のり

一般的なコースタイムは、
| 区間 | 標準コースタイム(片道) |
|---|---|
| 上高地 → 徳沢 | 約2時間 |
| 徳沢 → 横尾 | 約1時間 |
| 横尾 → 涸沢 | 約3時間 |
徳沢から涸沢までの往復は約20km、8〜10時間ほどです。
私の実際のタイム

北穂高岳に登った日の記録です。
徳沢から涸沢まで3時間弱。

下りはだいたい2時間くらい⏰️

健脚の人はこのくらい。このタイムを基準にしないでくださいね。
急な登りはない。でも、ずっと登り続ける


正直、私の感覚では、涸沢までに「きつい場所」はありません。
一般的に見ても、急な登りは特にない道です。
そのかわり、じわりじわりと登り続ける登山道。
必要なのは、筋肉の持久力だと思います。
道中の楽しみは、花

横尾山荘に知り合いが働いていたので、よく寄り道をしていました。

道中でいちばん楽しかったのは、道ばたの花たちを見ること。
チングルマなど、涸沢までの道で見られる花は、こちらにまとめています👇

初心者でも行ける?気をつけてほしいこと

結論から言うと、行けます。
ただし、ちゃんとした「登山」です。

整備はされていますが北アルプスです。山をなめないこと。これが大切。
- 登山の装備をそろえる(登山靴・雨具・防寒着・ヘッドライト)
- 標高2,300mは、体質や条件によっては軽い高山病になる人もいる
- いきなり登る山としてはおすすめしない。事前に低い山で体を作っておく
- 天気や体調によっては、引き返すことも考えて計画を立てる
- 6〜7月ごろまでは雪渓が残る。雪の上を歩くなら軽アイゼンなどの装備が必要
紅葉の時期は、SNSで景色を見た初心者が増え、計画不足で救助が必要になる人も出ます。
秋は日が短いので、朝早く出発しましょう。

「行ける」と「簡単」は別、ってことだね。
涸沢カールの紅葉|見ごろは9月下旬〜10月上旬


涸沢の紅葉は、街で見る紅葉とは全く違います
北アルプスのかっこいい岩に、朱色が入る風景。夏の緑が、上からじわじわ赤く染まっていく
その中に、穂高連峰が威風堂々とそびえています
3回行って比べてみた
| 日付 | 紅葉の様子 |
|---|---|
| 9月21日 | 少し色づき始め |
| 10月1日 | 赤は少なく、黄色が先に |
| 10月11日 | 赤が広がって美しい。少し枯れ始めも |



※紅葉の進み具合は、年によって変わります。

どの日も、それぞれの良さがあってきれいでした。
混み具合

涸沢ヒュッテのテラスは混み合います。
でも、道中は思っているほどは混みません。

たまにツアーの団体もいますが、基本は道をゆずってくれるので、スイスイ進めます。
涸沢ヒュッテのテラスで、おでん

涸沢に来たら、定番のおでん
山で食べるものは、なんでも美味しい
しかも涸沢の定番となっているものだから、なおさら嬉しいです。

これは外せないね!
紅葉だけじゃない。夏の涸沢もいい

夏も、何度も訪れました。
緑の涸沢カールと青空の組み合わせも、とてもいいものです。

チングルマの花と綿毛、色づいていくナナカマド、季節ごとの花たち。
通うたびに、景色が少しずつ変わっていきます

何度も通うと「お、今日はちょっと空いとるね」くらいの感覚に笑
ちなみに、朝のモルゲンロートは涸沢では見ていません。
なんせ、徳沢で見られますから笑
その先へ|北穂高岳・奥穂高岳

涸沢は、カールだけじゃなく、さらに上の山へ向かう通過点でもあります
私は北穂高岳に3回、奥穂高岳に2回登りました

このエリアでは、特に北穂高岳が好きです!
頂上の景色はもちろん、山小屋の雰囲気もいい

槍ヶ岳や奥穂高岳よりも人がやや少なめで、山をじっくり満喫できると感じています。
はじめてなら、まずは奥穂高岳

奥穂高岳は、標高3,190m。富士山、北岳に次ぐ、日本で3番目に高い山です。
涸沢からザイテングラートという岩の尾根を登り、穂高岳山荘を経て山頂へ向かいます。
頂上からの景色は、本当にすばらしいです。

槍ヶ岳、ジャンダルム、遠くの山々まで、北アルプスを見わたせます。

北穂高岳が好きなのに、先に奥穂高岳をすすめるんだね。

どちらも行ったことがないなら、おすすめは「奥穂高岳 → 北穂高岳」の順です!
まずは奥穂高岳の頂上からの景色を見て、2回目に人の少ない北穂高岳でゆっくり山を楽しむ
この順番がいちばん満足できると思います。
※涸沢から上は岩場が続く、上級者向けの道です。無理のない挑戦をしてください。

持って行ってよかったもの
一眼レフカメラ

どの季節でも山は美しい
その景色を撮るのに、スマホだけではやはり物足りない。せっかくならカメラがあった方が何倍も楽しくなります

私は手が小さいのでOLYMPUS愛用
女性も使いやすいし、特にOMD em-5シリーズは防滴・防塵なので山でも安心です
明るいヘッドライト

奥穂高岳までの縦走や、北穂高岳に登ってから涸沢も楽しみたい日は、暗いうちに出発することもあります。
そんな日は明るいヘッドライトは重宝します
コーヒーセット

バーナーとコーヒードリッパー。
ドリッパーは、小さくたためる山用のものもあります。

山の上でコーヒーをいれると、上級者になった気分で満足度◎
まとめ|涸沢カールは、準備をして行けば最高の場所

- 徳沢から往復約20km、標準で8〜10時間。急登はないが、ずっと登り
- 初心者でも行けるが、装備・体づくり・引き返す判断を
- 紅葉は9月下旬〜10月上旬。年によって変わる
- テラスのおでんは外せない
- 夏の緑の涸沢もおすすめ。その先の北穂高岳も

何度通っても、毎回ちがう景色に出会える場所でした。



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