
波照間島って行きにくいって聞くけど、実際どうなの?
正直に言うと、簡単には行けません
船はよく欠航するし、一番見たいものは全部天気次第です。それでも、一度は訪れるべき島だと断言できます

ハテルマブルー、幻の泡盛、そして民宿のおばあ。石垣島に住んでいた半年の中でも、忘れられない旅になりました
この記事でわかること📋
- 波照間島への行き方(高速船と貨物船の違い・料金)
- 揺れと欠航のリアル。予備日が必要な理由
- ハテルマブルーと、ニシ浜より良かった写真スポット
- 民宿「やどかり」のおばあとの忘れられないやりとり
- 幻の泡盛「泡波」は島なら定価で買える
- 日帰りか泊まりか、どちらがいいか
波照間島の基本情報


私の旅のメモです
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 日本最南端の有人島 |
| 人口 | 約450人 |
| 島の周囲 | 10〜15km(自転車で約2時間) |
| 石垣島から | 高速船で60〜90分/貨物船で約2時間 |
| 名産 | 幻の泡盛「泡波」 |
人口450人ほどの小さな島ですが、海の美しさは八重山でも別格です
行き方|高速船と貨物船、2つの選択肢

波照間島へは2つのルートがあります
① 高速船(安栄観光)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所要時間 | 60〜90分(大型船運航時は90〜100分) |
| 料金 | 大人 片道4,990円/往復9,670円 |
| 石垣発 | 08:00 / 11:45 / 15:00 |
| 波照間発 | 09:50 / 13:00 / 16:50 |
石垣港8:00発は混み合う便なので、前日18:00までに乗船券の予約をしておくのがおすすめです
② 貨物船(フェリーはてるま)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運航日 | 火曜・木曜・土曜 |
| 料金 | 大人 片道3,410円 |
| 自転車 | 630円 |
| 原付 | 1,250円 |
| 自動二輪車 | 1,570円 |
| 石垣発 | 09:00 → 波照間着 11:00 |
| 波照間発 | 14:00 → 石垣着 16:00(10〜3月は13:30発) |
貨物船は安い上に、自転車やバイクを載せられるのが魅力です

運航日が限られるので、日程が合えば使う価値ありです。私は行きに乗りました
※ 時刻・料金は変わることがあるので、必ず公式サイトで最新をご確認ください
揺れのリアル|貨物船と高速船、どっちがマシ?

私は行きが貨物船、帰りが高速船でした。揺れ方がまったく違いました
| 揺れ方 | 感想 | |
|---|---|---|
| 貨物船 | ゆーっくり大きく揺れる | ぐっすり寝られた |
| 高速船 | 波の上を飛び越えるような揺れ | 寝られないが、酔う前に着く |

高速船は時間が短いのが救いです。酔う前に石垣に戻れました
欠航のリアル|予備日がないなら、おすすめしません

私は幸い行きも帰りも問題ありませんでした
ですが島の人も「よく欠航する」と言っていました。風のある時期は特に難しいそうです
だからこそ、これだけは強く伝えたいです、予備日がないなら、波照間島はあまりおすすめできません

私も最悪1日帰れないかもしれないという前提で休みを組んでいました。そのくらいの余裕を持って計画してください
ハテルマブルー|これだけでも行く価値があります

ハテルマブルー。本当に、最高の景色です
有名なのは「ニシ浜」
波照間島が誇る、日本一美しいと言われることもあるビーチです
ちなみに「ニシ浜」は漢字で書くと「北浜」です。これは八重山の方言が「ニシ」が「北」を意味するからだそう。

ややこしいですが、島の標識は「北浜」と書いてあったりします。間違えないように⚠️

島の立地上、人が少ないので泳ぐのものんびりするのも最適、自転車でビーチに向かうと遠くからでもこの青さ!

この日は曇っていましたがこの海の色、素晴らしいです。写真の通り、人はあまりいないのでこの景色が貸し切り状態なのが◎
島内でシュノーケルのレンタルもできるので、ぜひ海に入ってほしい


海の中も魚が沢山ですし、浜にもヤドカリがのんびり散歩。とても良い浜です
カメラがあると生き物の写真も撮れて、よりビーチを楽しめます。私は↑ずっとこのシリーズ◎
実は、一番の写真スポットはニシ浜ではありません

波照間の海の写真で有名なあの場所は、波照間港の向かいにある防波堤(テトラポット)です
私もここが波照間島で一番のおすすめスポットだと思っています


思わず飛び込んでしまいたくなるほどの海の色でした
ココはもう、時間が許す限りボーッと海を眺めていたい場所です。天国のような場所🌱
もうひとつの穴場|毛崎の「サンゴビーチ」

ニシ浜から続くペー浜、その先にある毛崎(けざき)という岬に、変わったビーチがあります

砂浜ではなく、珊瑚の殻で埋め尽くされたビーチです
一歩足を踏み入れると、音が違います
砂を踏む「サクッ」ではなく、「カシャッ」という高い音が鳴るんです

この音が面白くて、つい長居してしまうビーチでした。歩くたびに音がするので、意味もなく行ったり来たり笑
沖縄の白い砂浜は珊瑚が細かく砕けて堆積したもの。ここまで原型が残ったままビーチを埋め尽くしているのは珍しいそうです
「珊瑚の墓場」と呼ばれることもありますが、実際に立ってみると墓場という感じはしません
- 小さなプライベート感のあるビーチ
- ハマシタン群落の入口を目印に、舗装路が途切れる場所から
- そこから右のあぜ道 → 草むらをかき分けて到着
- 先客がいるかは、入口の自転車やスクーターで分かる

⚠️ 珊瑚の殻は持ち帰れません。基本的に許可なく持ち出すことはできないので、持ち帰るのは写真だけにしましょう
星空|南十字星は、見えませんでした

波照間島は南十字星が見えることで有名です
私が行った日は……曇りでした。「なんかアレな気がする、けど、うーん!」という星空

これはまたリベンジですね。天気が読めないのも波照間らしさです
知床峠や石垣島の星空と比較したかったのですが、それも次の宿題になりました
星空観測タワーは現在休館中です

島には「星空観測タワー」があり、私も行きました
ですが現在は老朽化で休館中です
島の立地上、人口も観光客も大きく増えることは難しいので、復活は簡単ではないかもしれません。残念です
民宿「やどかり」とおばあの話

この旅で一番忘れられないのが、宿での出来事です。泊まったのは「やどかり」という格安の素泊まり宿
- 料金は1泊2,800円
- 共用スペースは狭めのキッチン
- 部屋は和室で、ばあちゃん家そのもの
- 施設はかなり古い。網戸もセキュリティも心もとない
- ただし匂いや衛生面は問題なし

おばあの家に泊まるような感覚です。それがまた、いいんです
到着していきなり、ぶっ飛んでいました

島に着くとすぐ、「やどかり」の看板を持った人と合流しました
私「こんにちは、今日はお願いします」
送迎の人「こんにちは、あ、私も客なんですよ。送迎しますけど笑」
私「え?どゆこと笑」
聞けば、こういうことでした
- 宿には送迎車が1台ある
- でも、おばあは免許を持っていない
- つまり運転できる宿泊者がいるときだけ送迎が可能
- そして送迎するのは、もちろん宿泊者

スタートから笑ってしまうシステムでした、離島旅、おもしれえええ笑
孫とおばあみたいな空気

受付で初めておばあと対面。さっとお金を払って談笑し、部屋に案内してもらいました
少し聞きたいことがあって受付に戻ると、連泊しているらしいお客さんが数人、おばあと談笑していました
なんだか孫とおばあみたいな雰囲気
なるほど、これが好きで通うリピーターがいるわけだと納得しました
まさかのパシリ事件

初日は島を半分ほど散策して帰宅。夜、居酒屋に行こうと玄関へ向かうと、そこにおばあがいました
おばあ「あんた今日はどこで食べる?」
私「ぶどぅまれーってとこ行くよー」
おばあ「あらー、あそこのおでんはおいしーさー。じゃあほら、これ」
そう言って1,000円を渡してくるおばあ
私「えー!お小遣いくれるの?」
おばあ「違うさー、あそこのおでん買ってきてー」

まさかのパシリ笑。いいけども笑
このやりとりが、なんだか面白くて心地よかったんです
波照間島の思い出を語るとき、私は必ずこの話をします
幻の泡盛「泡波」は、島なら定価です

波照間島は、幻の泡盛「泡波」の島でもあります
石垣島で見たときは驚きの価格でした。ですが——島の直売所では定価で買えます

居酒屋にも普通に並んでいたので、滞在中にしっかり堪能してきました

島まで来た人だけが定価で味わえる贅沢。これも泊まりをおすすめする理由のひとつ
ちなみにですが、ちょいと割り高でも良ければネットでも売っています(幻とは?笑)
「泡波」気になるけど、さすがに波照間までは行けないわーって方はこちらをどうぞ💡
島内の移動は自転車|一周10〜15km

私は自転車で島を回りました。波照間島は一周10〜15km。自転車だと2時間前後かかります

ずっと海沿いを走るので、海風もあって意外と体力を使います
景色は最高なので、時間に余裕を持って回ってください
島には野良?ヤギがたくさん

島を走っていると、野良なのか何なのか、そこらを歩いているヤギにたくさん絡まれます。
車輪に絡まると可哀想だから様子見

荷物を物色して食べれそうなものが無いと、なんと野良?ヤギは服をモシャモシャ…

ヤギって服も食えるんか!?まじ??
ってヤギとたまに絡みつつ自転車旅再開。島旅ってこういう出会が良いですよね🚲️
日本最南端の碑|果てのロマン

やはり「果て」はロマンです。最高でした
ここまで来たかあ……と感慨深い思いを噛み締めながら、当時北海道の富良野にいた彼女に電話をしました
その距離、約2,800km

「いい時代だー」と話したのを今でも覚えています。これもまた、いい思い出です
私は、日本の最東西南北すべてに立っています
旅の目標のひとつだったので、感慨深いものがありました(最北・最東はこの後の話)
日本最南端の空港が、動き出しました

波照間島には、日本最南端の空港があります
ただし私が訪れた当時、定期便はありませんでした、2008年に運休して以来、15年以上のあいだ静かなままだった空港です

「最南端の空港なのに、飛行機が来ない」。それはそれで、果ての島らしい光景でもありました
ところが2024年1月、第一航空が石垣島との路線を就航させました
15年2ヶ月ぶりの空路復活です
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | 波照間空港 〜 新石垣空港 |
| 運航 | 第一航空 |
| 便数 | 週3日程度(月・水・土) |
| 機材 | DHC-6-400 |
ただし本数は少なく、約60日ごとの点検整備で2週間ほど運休する期間もあります
それでも、欠航の多い船以外の選択肢ができたのは大きな変化です

予備日が取りにくい方は、空路も含めて検討する価値があると思います。運航状況は必ず事前にご確認を
食事|店は少ないけれど、困りませんでした

人口450人ほどの島なので、お店は多くありません
ですが意外と飲食には困りませんでした
私が行った居酒屋では、こんなものをいただきました
- 泡波
- ナーベラーチャンプルー
- テビチのおでん
沖縄らしいものがしっかり揃っていて、満足度は高かったです
日帰りか、泊まりか


日帰りでも行けるの?
日帰りは可能です。海を中心に楽しむだけなら十分でしょう
ですが、私は泊まりをおすすめします
- 星空は泊まらないと見られない
- 居酒屋で泡波を楽しむ時間がある
- 宿での交流も波照間の魅力の一部

波照間島は「泊まって完成する島」だと思っています
覚悟しておくこと

正直に書いておきます
ハテルマブルーも星空も、一番見たいものはすべて天気次第です
そしてそもそも、島に行けるかどうかも天気次第、ここは覚悟して計画を立てないといけません

でも、だからこそ最高の日に当たれば感動も大きいのだと思います
星空と海の美しさは、期待していいです
ただしお店の充実は期待しすぎない方がいい。行きたいお店は早めに予約・電話で問い合わせておきましょう
まとめ

- 高速船は往復9,670円・60〜90分。貨物船なら片道3,410円で自転車も積める
- 欠航は珍しくない。予備日なしの日程はおすすめできない
- ハテルマブルーは八重山でも別格。写真スポットは港の防波堤
- 南十字星は天気次第。星空観測タワーは現在休館中
- 民宿のおばあとの交流が、この島の忘れられない魅力
- 幻の泡盛「泡波」は島の直売所なら定価
- 島一周10〜15km、自転車で約2時間
- 日帰りも可能だが、泊まってこそ完成する島
- 毛崎の「サンゴビーチ」は珊瑚の殻だらけ。歩くと音が鳴る穴場
- 2024年1月に空路が復活。第一航空が石垣島から週3便程度
簡単には行けない島です
だからこそ、一度は訪れてほしい。私はそう思っています
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ところで、「最悪1日帰れないかも」という日程を組めたのはなぜか。
石垣島に住んでいたからです。
リゾートバイトなら、島を拠点に離島を巡れます。

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それでは、良い旅を。🍊



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