
星野リゾートのトマムでリゾバってどうなの?氷の街で働くって想像つかないんだけど
そんな方へ。
私は一冬をこの氷の街で過ごしました

担当していたのは、トマムの冬にだけ現れる街——「アイスヴィレッジ」です
氷でできた町で、マイナス20℃の中お客さんとお喋りするという不思議な仕事でした
12年で47カ所を渡り歩きましたが、一番「リゾートバイトらしかった」職場がここです。
この記事でわかること📋
- アイスヴィレッジの仕事内容(氷のBAR・アトリエ・雑貨屋)
- 給料のリアル(一番多い月で総支給25.4万円)
- 13時〜22時シフトが滑る人に最高な理由
- 3畳の個室寮と、買い出しの不便さ
- マイナス32℃という寒さの現実
- 47現場で一番ワイワイしていた人間関係
星野リゾート・トマム|陸の孤島にある巨大リゾート

まずは全体像から。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 北海道勇払郡占冠村(新千歳空港から約1時間30分) |
| 規模 | 東京ドーム213個分。敷地内で生活が完結する |
| シーズン | 冬は12月中旬〜3月末 |
| 時給 | 1,150円〜1,250円ほど |
| 寮 | 個室(かなりコンパクト) |
| 特典 | スキー場のリフト券が無料 |
トマムは「陸の孤島」と呼ばれています
周りには本当に何もありません
買い物は難しいですが、敷地の中でそれなりに生活は完結します◎
仕事内容|アイスヴィレッジと売店の掛け持ち

星野リゾートはマルチタスクが基本です
ひとつの部署だけをやるのではなく、いくつかの持ち場を掛け持ちします
- アイスヴィレッジ(メイン)
- 売店(週1回程度のヘルプ)

売店は「たまに手伝いに行く」くらい。メインはずっと氷の街でした
アイスヴィレッジ|春には溶けてなくなる街

アイスヴィレッジは、氷と雪だけで作られた期間限定の街です
毎年冬に作られ、春には溶けてなくなります
その中のいくつかある店舗で私たちは働いてました
① 氷のBAR|氷のグラスでお酒を出す

お客様が選んだドリンクを、氷で作られたグラスで提供します
簡単なカクテルを作ることもありますが、ストレートで出すことも多い(グラスが氷なので)
BARという名前のわりに、仕事自体はシンプルでした◎
そしてこの仕事が、一番好きでした

理由はお客さんとお喋りする時間があるから
お酒を飲んでいる方に、その土地ならではの雑学を話すとすごく喜んでくれるんです

鉄板ネタはこれ。「ここ、マイナス20℃なんでで、日本酒は凍っちゃうのでクーラーボックスに入れてるんです。外の気温よりボックスの中のほうが温かいんですよー」

外よりクーラーボックスのほうが温かいって、おもしろい環境!
こういう話をすると、みなさん驚いて笑ってくれます、接客が好きには、たまらない職場でした
② 氷のアトリエ|極寒の地ならではの体験

氷のグラスを好きな形に削ったり、雪の結晶のストラップを作ったり
極寒の地でしかできない体験ができる場所でした
ここが好きだった理由は、正直に言うと

私がスタッフの中で一番作品作りが上手だったからです笑

お客さん受けが良くて、それはやっぱり嬉しいことでした
※ アトリエは公式の施設一覧にありますが、体験の詳細は掲載されていません
年によって実施内容が変わるので、応募時や訪問前に最新情報を確認してください。
③ 氷の雑貨屋|北海道のアーティストの作品が並ぶ

その土地のアーティストさんの作品や、雪国らしい雑貨が置いてあるお店です
ここも作品作りが得意だったので、こんなことをして過ごしていました
- サンプル商品で絵を描く
- 売れるようにレイアウトを考える
↑中でも、私はこちらの「tuna-kai」さんのクレヨンが好きで、そちらに注目してもらいたくてせっせとサンプルで絵を描いていました

流行りのもの、あえて黒々しいもの、海外の方でもわかりそうな物、などなど

実際にそれを見て商品を手にとってくれる方が増えるのが嬉しい仕事でした🌱
氷の教会|カメラマンとして駆り出された話

アイスヴィレッジには氷の教会があり、実際に結婚式が行われます
この仕事は基本的に社員さんの担当
ただ私は写真が得意だったので、たまにカメラマン役として呼ばれていました
印象的だったのは、サプライズプロポーズの撮影。隠れて撮るんですが——

依頼されてるんだけど、これ盗撮では…?と思いながらシャッターを切ってました笑

ちなみに氷の教会では、毎日19時30分から花火が上がります
これもカメラマンの腕の見せどころ!
…ですが、さすがにそこは、バイトの私には任せてもらえませんでした笑
→ 氷の教会の詳細はこちら👇

寒さ|冗談じゃなくまつ毛が凍ります

トマムを語るうえで、これは絶対に外せません
夜のアイスヴィレッジはマイナス20℃が当たり前
もこもこの制服は支給されます
が、はっきり言って全然寒いです笑
なのでみんな各自で工夫していました
- インナーを重ねる
- 自分に合ったブーツを買う
- カイロを貼りまくる

足元が冷えると致命的です。ブーツはちゃんと良い物を買うのが吉↑

そして、冗談抜きでまつ毛が凍ります
たまに手袋を外して、指の体温で溶かしていました

まつ毛が凍るって初めて聞きました
気温が低すぎて、お店の中でダイヤモンドダストが見られることもありました
職場の中で自然現象が起きるって、なかなかない経験です
私がいたシーズンはマイナス32℃まで下がって、北海道テレビが取材に来ていました。
知床・ニセコとの寒さ比較
| 場所 | 寒さの印象 |
|---|---|
| トマム | 北海道でも屈指。マイナス30℃台まで下がる |
| 知床 | かなり寒いが、トマムよりはややマシ |
| ニセコ | 雪国にしては温かい。ロードヒーティングもある |

ちなみに慣れます。最後のほうはマイナス5℃くらいならシャツ1枚でウロウロしてました笑

マイナス5°Cか、今日温かいなぁ!と笑いながら作業出来るようになれます
給料|一番多い月は総支給25.4万円

私が働いていたときの時給は1,150円
現在の求人では1,250円ほどになっています
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 時給 | 1,150円 |
| 月収の目安 | 約20万円 |
| 一番多かった月 | 総支給 25.4万円 |
なぜ25万を超えたかというと、答えは残業と深夜手当です
その理由は、次のシフトの話につながります。
シフト|13時〜22時。滑りたい人に最高の時間割

勤務時間は13時〜22時でした
昼からは営業準備と、雪かき・氷の道の整備をします、夜は22時はたいてい過ぎるので——

残業手当+深夜手当がついて、ちょっと美味しい◎

さらにこのシフト、スキー・スノーボード好きには最高です
13時出勤ということは、こんな1日が作れます
- 朝から滑る
- シャワーを浴びる
- そのまま出勤
しかもリフト券は無料
滑りたい人にとって、これ以上ない条件だと思います。

毎日のように皆で滑って楽しかったです
寮|3畳あるかどうかの個室

寮は個室です、正直に言うと、かなり狭いです
3畳……あるかどうか、というレベル
求人票の「コンパクトな造り」は、まさにその通りでした

寝るだけなら困りません。ただ「基本部屋で過ごしたい人」には狭いかも
食事|遅番はお弁当を用意してくれる
従業員食堂があります
ただ、私たちは22時過ぎに帰ってくるので営業時間に間に合いませんでした
その代わり、お弁当にしておいてくれるのでそれを食べていました
遅番でも食事に困ることはありません◎

※毎年変わるので行く前に派遣会社に確認するのがベストです💡
買い物|ここが一番の弱点です

トマムで唯一きついのが買い出し
以前は隣の清水町にスーパーがあったのですが、そこは閉店してしまいました
となると、大きなスーパーは帯広まで行かないとありません
では私がどうしていたかというと、答えはシンプルです

車を持っている友人を捕まえる。これに尽きます笑
私は友人とよく出かけていたので、帯広・札幌・釧路と回っていて全然困りませんでした。
車を持つ友人と仲良くする「コツ」

ここ、けっこう大事なので書いておきます
コツはWin-Winの関係でいること
- ランチを奢る
- ガソリン代を出す
- 運転を交代する
乗せてもらって当たり前、という態度だと絶対に続きません
こちらも何かを返す。それだけで車がなくても行動範囲は一気に広がります

これが当たり前にできる人、できない人の交友関係はかなり差がついてますね。
→ リゾバの人間関係についてはこちら👇

休日の楽しみ方|北海道を走り回る

リフト券が無料なので、休みの日は滑ることも多かったです
冬は霧氷テラスにもちょこちょこ行っていました。景色が本当に良いのでおすすめです

そして、車を出して遠出するのも楽しかった
北海道なので長距離運転にはなりますが、行ける場所はたくさんあります
| 行き先 | 楽しみ方 |
|---|---|
| 富良野 | 近くて難易度が低い。まず最初に行くならここ |
| 南富良野・かなやま湖 | ワカサギ釣りができる |
| 帯広 | グルメの町。スイーツ巡りが最高 |
| 釧路 | 港町。海鮮が本当に美味しい |
| 厚岸 | 牡蠣がおすすめ |
| 鶴居村 | タンチョウが見られる |
| 札幌方面 | 2月頭のイベント時期が狙い目 |

友人と交代で運転して、いろんなところに遊びに行ってほしいです。
今いる環境も、今いる友人も今だけの時間です。学生時代より短いその時間を、全力で楽しんでください🌱
人間関係|47現場で「一番リゾバだった」職場

ここが、私がトマムを推す最大の理由です
12年で47カ所の職場を渡り歩いてきました
そのうえで言い切れます

トマムが、一番「リゾートバイトだった」
どの職場よりもワイワイしていました
- 夜はみんなで飲んで、笑って、床で寝る
- 朝からスノーボードに行く
- 笑いながら仕事の準備をして、しっかり働く
- また夜にお酒を飲みながらお喋りする

皆で毎日ワイワイして、彼女ができて…
ちなみにそのとき出会った人が、今の奥さんです

人生が変わったよね
20代が中心で、とにかく活気がある
これぞリゾートバイト、という日々でした。
正直きつい点|寒さと物資

良いことばかり書いてもフェアじゃないので、きつい点も書きます。
① マジで寒い
冗談じゃなく寒すぎます
ただこれは途中から慣れます。そして終わってしまえば良い思い出です。
② 物資が手に入りにくい
買い出しが不便すぎます。ここは期待しないほうがいい
とはいえ、数ヶ月のことです
必要なものは行く前に買っておくのが正解です。
向いている人|ワイワイしたい人、そして未経験の人

| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| ワイワイしたい人 | 出会いの量がとにかく多い |
| ルールを守れる人 | 星野リゾートなので基準はしっかりしている |
| 滑りたい人 | リフト券無料+13時出勤 |
| リゾバ未経験の人 | 研修があるので安心して始められる |
未経験の人にこそすすめたい理由

個人的に、星野リゾートは最初の職場として優しいと思っています
理由は、仕事始めの数日間給料をもらいながら講義を受けられるから
基本を学んでから現場に入れます
だいたいの職場は即現場投入ですから、これはかなり恵まれた環境です

リゾバを始めるか悩んでいる方は、ぜひここからデビューしてみてください
まとめ|トマムの一番の魅力は「出会い」

| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 仕事 | 氷の街での接客。他にない体験ができる |
| 給料 | 時給1,150〜1,250円。多い月は25.4万円 |
| 寮 | 個室だが3畳ほどで狭い |
| 食事 | 従業員食堂あり。遅番は弁当を用意してくれる |
| 買い物 | 不便。車を持つ友人が命綱 |
| 寒さ | マイナス20〜32℃。ただし慣れる |
| 人間関係 | 47現場で一番ワイワイしていた |
トマムの一番の魅力を一言でいうなら、出会いです
そして北海道の僻地という、旅の始まりとして最高の環境だと思っています

マイナス20℃の氷のBARで働いた冬は、今でも私の中で特別な思い出です
トマムの記事一覧
トマムについて書いた記事をまとめました。気になるところからどうぞ。
❄️ 働くことを考えている方へ








🏔 旅行で訪れる方へ




📋 リゾバの基本を知りたい方へ




それでは、良い旅を。❄️



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