
トマムのアイスヴィレッジって、実際どんな場所なんですか?氷の街って想像がつかなくて
そんな方へ。私はこの氷の街で一冬働いていました
北海道占冠村、星野リゾート・トマムの中に冬だけ現れる街

毎年冬に作られて、春には溶けてなくなります
この記事ではスタッフとして中で働いていた立場から、氷の街を案内します
観光ガイドには載っていない、裏側の話も入れました。
この記事でわかること📋
- アイスヴィレッジの基本情報(営業時間・料金)
- 氷の街にある施設のすべて
- スタッフだった私のおすすめ(氷のアイスが感動的)
- 氷の滑り台を毎日「削っていた」話
- 氷のホテルに泊まるとどうなるのか
- 何時間くらい滞在するのが現実的か
アイスヴィレッジの基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 北海道勇払郡占冠村中トマム(星野リゾート・トマム内) |
| 営業期間 | 12月下旬〜3月上旬ごろ |
| 営業時間 | 17:00〜22:00(最終入場21:30) |
| 入場料 | 600円(7歳以上) |
| 宿泊者 | トマム ザ・タワー/リゾナーレトマム宿泊者は無料 |
ポイントは夜だけの街だということ。17時から22時までしか開いていません
暗闇の中で氷がライトアップされるのが、この場所の魅力です
※ 期間や内容は年によって変わります。訪れる前に公式サイトで最新情報を確認してください。
氷の街には何があるのか

お店が8つ前後と、スケートリンク、教会…
だいたいこのくらいの規模感です
- 氷のBar
- 氷のスイーツショップ
- 氷のレストラン
- 氷のブティック(雑貨屋)
- 氷のアトリエ
- 氷の美術館
- アイスリンク
- 氷の滑り台
- 氷の教会
- 氷のホテル
- 氷の露天風呂

この全部が氷と雪でできています。街ごと毎年作り直しているんです
私が主に担当していたのは、このうち氷のBar・氷のアトリエ・氷の雑貨屋の3つでした。
スタッフの私が一番おすすめしたいのは「アイス」です

意外に思われるかもしれません

こんなに寒いのにアイスですか?
そうなんです。でもこれ、本当におすすめなんです! 理由を説明させてください。
気温のほうがアイスより冷たい、という環境

普通、アイスって冷たいから急いで食べますよね。口の中が冷えて、ゆっくり味わえない
でもアイスヴィレッジは違います

外気温のほうが、アイスより冷たいんです
だから溶けないし、口の中もそこまで冷えない
結果、アイス本来の味をしっかり味わえる

ここで初めて「アイスってこんなに美味いのか」と感動しました
スイーツショップでは、少しお高めのチョコレートとアイスが売られています

もちろん温かいものもあります
- ホットココア
- ホットワイン
体を温めながら回るなら、こちらもどうぞ。
氷のBar|氷のグラスでお酒を飲む

私のメインの職場でした。氷を削って作ったグラスで、ドリンクを提供します
お客さんに話すと必ず驚かれる話がひとつあって——

日本酒は凍っちゃうので、クーラーボックスに入れてるんです。外の気温よりボックスの中のほうが温かいんですよー

冷蔵庫のほうが温かいって、逆転してますね
マイナス20℃の世界では、常識がひっくり返ります
こういう話ができるのが、この職場の楽しいところでした。
また、喋りつつ、こういったパフォーマンスもあって面白い場所でした

毎年試行錯誤しているので、今はもっと進化しています
氷のレストラン|温かいスープとチーズフォンデュ

氷に囲まれた空間で、温かい食事をとる
このギャップがまた良いんです。私がいた時期のメニューは、こんな感じでした
- 温かいスープ
- チーズフォンデュ
当時は予約不要で入れました
※ 年によって運営が変わる可能性があるので、公式サイトでご確認ください。
アイスリンク|営業前にマシンで整えています

氷の街なので、当然スケートリンクもあります
靴の貸し出しがあるので、手ぶらで大丈夫です
スタッフ側の仕事はというと——
| タイミング | やること |
|---|---|
| 営業前 | マシンでリンクの氷を調整する |
| 営業中 | 靴の貸し出しと片付け |

お客さんが来る前に、氷を整えておくのが仕事。あの滑らかな氷は、毎日作り直されています
氷の滑り台|毎日スコップで削っていました

ここ、個人的に一番書きたかった話です
氷の滑り台は、毎日スコップとピッケルで削って調整していました

氷の滑り台って、そんなに手をかけるんですか
かけます。理由がちゃんとあるんです。
① 階段は「角」を作り直す

滑り台までの階段は、氷でできています
お客さんがよく歩く場所は靴裏の雪が踏み固められて盛り上がってしまう

そのままだと段差がバラバラになって危ないので、削って角を作り直します
一段一段、高さを合わせていく作業です。
② 滑走面の「引っかかり」をなくす

氷は自然に尖ってくる場所ができます
そこに引っかかると怪我をしたり、服が破れたりする
なので尖った部分を削って、なめらかにしていきます、滑る人の安全に直結する作業です
③ 最後に角度を、実際に滑って確かめる
これが一番おもしろい仕事でした。滑り台の終わりは登り坂になっています
勢いを殺して、そこで止まってもらうためです
ただし角度が浅すぎると勢いで飛び出して怪我の原因になる
では、どうやって確かめるか

自分たちで実際に滑ってみて、ちゃんと止まれるか確認するんです笑
男3人で、せっせと削って、滑って、また削って。力仕事ですが、これが面白かった

滑るのが仕事なの、ちょっと羨ましいです
お客さんが楽しそうに滑っているのを見ると、やった甲斐がありました。
氷のホテル|極寒の中に露天風呂まであります

アイスヴィレッジには、実際に泊まれる氷のホテルがあります
継ぎ目のない一枚氷のドームという構造です
こちらは基本的に社員さんの担当なので、私は運営に関わっていません
ただ、驚いたことがひとつ。
この寒さの中に、露天風呂があります

マイナス20℃の世界に、氷の露天風呂があるんです

よく作ったなと、働いていた側でも思いました
泊まるとどうなるのか

正直に書くと、宿泊者の反応を直接聞いたことはありません
ただ寒すぎてリタイアした人はいると聞いています
とはいえ、備えはちゃんとしています
- 寒冷地仕様の寝袋が用意されている
- 気温に耐えられる温かいウェアが借りられる
なので基本的には大丈夫なようです
見学だけなら無料でできるので、まずは覗いてみるのがいいと思います。
滞在時間の目安は1〜2時間

現実的な話をします
お客さんのアイスヴィレッジの滞在時間は、だいたい1〜2時間くらいでした
理由はシンプルで——

なんせ寒いので、長居は難しいんです笑

街の広さは、お店8つ前後とスケートリンク、教会がある規模
ゆっくり回っても2時間あれば十分です。逆に言えば、短時間でぎゅっと楽しめる場所ということ
寒さで動けなくなる前に、見たいところを決めておくと満足度が上がります。
回り方のおすすめ

スタッフ目線で考えるなら、この順番が良いと思います
- まず氷の教会や美術館など「見る」場所を回る
- 体が冷えてきたら氷のレストランで温まる
- アイスリンクや滑り台で体を動かす
- 最後に氷のBarとスイーツショップで締める
冷えたら温まるを繰り返すのがコツです。
まとめ|春には消えてしまう街です

- 営業は17時〜22時、入場料600円(宿泊者無料)
- お店8つ前後+リンク・教会・ホテルの規模
- 滞在の目安は1〜2時間
- スイーツショップのアイスが本当におすすめ
- 滑り台は毎日スタッフが削って調整している
- 氷のホテルは見学無料。露天風呂まである
アイスヴィレッジは、毎年冬に作られて春には溶けてなくなります
つまり同じ街には二度と会えないということ

私が働いていたあの街も、もうこの世にはありません。だからこそ特別なんだと思います
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それでは、良い旅を。❄️



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