
小笠原って、船でしか行けないんですよね?
そうです。飛行機はありません
東京から船で約24時間かかります。しかも毎日は出ていません。おおむね6日に1便です

私はこの島で5ヶ月暮らしました
そこで気づいたことがあります
小笠原は、1週間で動いていません。曜日ではなく、船で回っている島でした。
この記事でわかること📋
- おがさわら丸の基本情報(時間・運賃・頻度)
- 店の定休日が「出港日翌日」になっている話
- 郵便ポストにも船の周期が書かれている
- 船が止まると、商店の棚が空になる
- 入港日の商店が長蛇の列になる理由
- それでも私が「このまま残ってほしい」と思う理由
おがさわら丸|東京から24時間

まず基本情報です
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 航路 | 東京・竹芝桟橋 〜 父島・二見港 |
| 所要時間 | 約24時間 |
| 運航 | おおむね6日に1便(時期により増便) |
| ダイヤ | 東京11:00発 → 父島 翌11:00着 |
| 運賃の目安 | 2等和室で片道 約35,000円〜 |
※ 運賃・便数は時期によって変わります。必ず公式サイトでご確認ください
参考:小笠原海運/小笠原村観光協会
最短でも5泊6日になります

ここが小笠原の特殊なところです
船が6日に1便なので
行ったら、次の船まで帰れません

日帰りも1泊もできないんですね

できません。旅行なら最短で5泊6日です(季節による)
これが、小笠原を「日本一遠い東京」にしています
⭐ 島は「曜日」ではなく「船」で動いています

ここが、この記事で一番お伝えしたい事
島の店の定休日を見ると、驚きます
「毎週火曜定休」ではなく「おがさわら丸出港翌日、休み」と書いてあるんです

曜日じゃないんですか
違うんです。船の周期に合わせています

公式サイトを見ても、そう書いてあります。最初は驚きました
郵便ポストにも書いてあります

これも面白かったです
島の郵便ポストには、こう書いてあります。【出港の便の収集は終了いたしました】
郵便物も、船で運ばれるからです
生活のあらゆる部分が、船の周期でできている

カレンダーではなく、船の時刻表で島が回っているんです
入港日の商店は、長蛇の列になります

船が着く日は、島がにわかに活気づきます
食品はすべて、その日に商店へ入ります
つまり、その日を逃すと次は約6日後です

ここで、何が起きるかというと
島でお店をやっている人たちも、そこに仕入れに来る

飲食店も同じ商店で買うんですか
そうなんです。だから入港日の商店は長蛇の列になります

私も店の仕入れで並びました。あの光景は忘れられません。
◯と×の表が貼ってあります

商店には、こんな表が貼られていました
今週はこの商品が入りにくい、という一覧です
◯や×で、入荷の見込みが示されています
都会では絶対に見ない光景です

この不便さも、島の生活の素敵な一部だなあと感じました
船が止まると、本当に棚が空になります

台風などで船が1便止まると、どうなるか
実際に経験しました
商店の棚が、本当に空になります
しかも比喩ではありません

生姜しか残っていない日がありました笑

生姜だけ…
さすがに笑ってしまいましたが、生活としては切実です
対策は、乾麺の買いだめ
島で暮らしている間はこれです。
船が止まる日に備えて、乾麺を買っておく
これが基本の備えです
- 乾麺(パスタ・そうめん・うどん)
- レトルト食品
- 缶詰
日持ちするものを、常にストックしておく
これは石垣島でも感じましたが、小笠原は次元が違いました
→ 石垣島の台風と物流の話はこちら👇

通販は使えます。ただ、遅いです

よく聞かれるので書いておきます
通販は使えます
注文自体はできますし、ちゃんと届きます
ただし…到着が遅い

翌日配送は?

もちろん翌日には届きません。船が来ないと物が来ませんから
東京都なのに、日本で屈指の遠い場所

住所は東京都小笠原村。それなのに、この距離感です
それでも、私はこのまま残ってほしいと思います


小笠原に飛行機を通すという話も、あったそうです
便利になるのは、島の方々にとって良いことだと思います
それでも、他人事ながら私はこう感じています
あのまま残ってほしい

不便なほうがいいんですか?
不便がいいわけではありません。でも——

行きにくいからこそ、あの生態系と風景が残っています
そしてこの島にしかない生活のリズムがあります

曜日ではなく船で回る島なんて、他にありません
私が住み込みで働きに行ったのも、まさにそこが理由でした。定職についてしまうと、なかなか行けない島ですから
だからこそ、今行かなくてはと思ったんです
まとめ|船が、島の時計です

- 東京から船で約24時間。おおむね6日に1便
- 行ったら次の船まで帰れない。最短5泊6日
- 店の定休日は「出港日翌日」
- 郵便ポストにも出港日のことが書いてある
- 入港日の商店は仕入れの人で長蛇の列
- 船が止まると棚が空になる。生姜だけの日もあった
- 通販は使えるが、とにかく遅い
小笠原の暮らしを一言でまとめるなら、これです
船が、島の時計になっている

カレンダーではなく、船の時刻表で生活が回る。他では味わえない体験でした
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それでは、良い旅を。🚢


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