
氷の街で働くって、具体的に何をするんですか?1日の流れが想像できません
もっともな疑問です。私も働くまで想像がつきませんでした
結論から言うと、接客の時間より、準備と整備の時間のほうが長いです

氷の街は、毎日作り直さないと維持できないんです
この記事では、13時から22時過ぎまでの1日を時間ごとに追っていきます
求人票では分からない、実際の中身をお伝えします。
この記事でわかること📋
- アイスヴィレッジの1日の流れ(13時〜22時過ぎ)
- 営業前の準備は2つの班に分かれること
- 接客の中身(氷のBAR・雑貨屋・アトリエ)
- 休憩はどこで取るのか
- 閉場後にやること
- この仕事で身につくもの
1日の流れ|まずは全体像から

| 時間 | やること |
|---|---|
| 13:00 | 出勤・営業準備(仕込み班/外仕事班に分かれる) |
| 17:00 | アイスヴィレッジ開場・接客スタート |
| 営業中 | 順番に休憩を回す |
| 22:00 | 閉場 |
| 22:00〜 | 見回り・食品管理・ゴミ拾い・消灯 |
| 22:30ごろ | 退勤(残業+深夜手当がつく) |
ポイントは営業が始まるのが17時という事
つまり出勤してから4時間は、お客さんが来る前の準備時間です

4時間も準備するんですか
します。ここがこの仕事の特徴です。
13時〜17時|準備の時間は2つの班に分かれます

営業前の作業は、大きく2つに分かれていました
| 班 | やること |
|---|---|
| 仕込み班 | 食材の仕込み(屋内) |
| 外仕事班 | 除雪・滑り台・階段・アイスリンクの整備(屋外) |
実際のところ、男性は外仕事、女性は仕込みが多いという分かれ方でした
体力を使う作業が多いので、自然とそうなっていた感じです。
仕込み班|屋内で食材の準備

氷のBARやレストランで出すものの準備をします。こちらは暖かい場所での作業です
外に比べれば、体への負担ははるかに軽い

寒いのが本当に苦手な人は、ここを希望として伝えるのもアリだと思います
外仕事班|氷の街を毎日作り直す

こちらが体力勝負です。やることはこんな内容でした
- 除雪
- 氷の滑り台の整備
- 階段の削り出し
- アイスリンクの氷をマシンで調整
この街は放っておくと形が崩れていきます
雪が積もり、氷が尖り、階段は踏み固められて段差が消える。だから毎日、削って整えるわけです

作って終わりじゃないんですね
そうなんです。ここが一番意外なところだと思います
滑り台の調整が、一番おもしろい仕事でした

外仕事の中でも、私が好きだったのがこれです。スコップとピッケルで、滑り台と階段を削っていきます
最後は、実際に自分たちで滑って確かめます

滑り終わりの登り坂で、ちゃんと止まれるかを体で確認します笑
男3人ほどで、削って、滑って、また削る
力仕事ですが、これが本当に楽しかったです
→ 滑り台の整備の詳しい話はこちら👇

17時〜22時|接客の時間

17時になると、アイスヴィレッジが開場します
ここからが接客の時間です
私が担当していたのは、この3つでした
- 氷のBAR
- 氷の雑貨屋
- 氷のアトリエ
氷のBAR|お客さんと喋る時間が長い

氷のグラスにドリンクを注いで提供します
簡単なカクテルも作ります。作業自体はBARという名前のわりにシンプルです

その代わり、お客さんとお喋りする時間があります

「ここマイナス20℃なので、日本酒はクーラーボックスに入れてるんです」
この話をすると必ず驚かれます。接客が好きな人にとっては、かなり楽しい持ち場です
氷のアトリエ|体験のサポート

お客さんが氷のグラスを削ったり、雪の結晶のストラップを作る場所です
スタッフはその補助をします

削りすぎて穴を開けてしまう方もいるので、そのときはサッと代わりを作る
お客さんの失敗をなかった事にするのも仕事◎
氷の雑貨屋|商品の販売とレイアウト

北海道の作家さんの作品などを扱うお店
レジ対応のほか、商品の並べ方を考える時間もありました

少しでも手に取ってもらえるように配置を変えたり、絵を描いて添えたりしてました
言われたことだけをやる仕事ではないのが、面白いところです
→ 雑貨屋とアトリエの詳細はこちら👇

休憩|調理場の裏がオアシスでした

営業中の休憩は、順番に回していきます
誰かが店番を代わって、順に抜けるという形です。休憩場所は調理場の裏でした
バックヤードが少ないので、正直かなり狭い

狭いのはつらいですね
それが、そうでもないんです
なぜなら暖房が効いているから

マイナス20℃の外から入ると、そこはもうオアシスでした笑
暖かい場所の価値が、日本一分かる職場かもしれません
22時以降|寒いので、最小限で切り上げます

22時に閉場したあとの作業です
- 残っているお客さんがいないか見回り
- 食品の管理
- ゴミ拾い
- 消灯
ここで大事な考え方があります
できるだけ最小限の作業で切り上げて、翌日に回す

残ってきっちりやらないんですか?

やりません。理由は単純です。なんせマイナス20℃が標準だから
無理に長居すると、単純に危ないんです

明日の準備時間にやればいい。そういう割り切りがある職場でした
そして退勤は22時を過ぎるので、残業手当と深夜手当がつきます
→ 実際の給与明細はこちら👇

週1回ほど、売店のヘルプもあります

星野リゾートはマルチタスクが基本です
アイスヴィレッジ担当の場合、ヘルプ先は売店でした。頻度は週に1回程度です
あくまで忙しい時間や勤務時間の調整のための穴埋めなので、責任も軽く気は楽でした
強いて大変だったことを挙げるなら——

極寒の外の職場から室内の職場に移るので、着替えが面倒でした笑
→ 星野リゾートの働き方についてはこちら👇

この仕事で身につくこと
① 話しかける力

氷のBARは、黙って立っていても務まります
でも、ひとこと話しかけるだけでお客さんの反応が変わります
その土地の話をすると喜ばれるという感覚は、どこの現場でも使えます
② 段取りを考える力

4時間の準備で、その日の営業がほぼ決まります。何を先にやるか、どこまでを翌日に回すか
毎日この判断していると、自然と身につきます
③ 極端な環境で働いた経験

マイナス20℃の職場というのは、そうそうありません

この経験があると、たいていの職場が「まあ大丈夫か」と思えるようになります笑
まとめ|接客より、街を維持する仕事です

- 13時出勤。営業開始は17時なので4時間は準備
- 準備は仕込み班と外仕事班に分かれる
- 外仕事は除雪・滑り台・階段・リンクの整備
- 17時から接客(BAR・雑貨屋・アトリエ)
- 休憩は順番に。調理場の裏が暖かくてオアシス
- 22時閉場。寒いので最小限で切り上げる
- 週1回ほど売店のヘルプがある
この仕事を一言でまとめるなら、こうです
接客というより、氷の街を維持する仕事
削って、整えて、迎えて、また削る
自分たちが手をかけた街で、お客さんが楽しそうにしている

あの光景を見ると、外での力仕事も報われた気がしました
普通のホテルや旅館では、まず味わえない仕事だと思います
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それでは、良い旅を。❄️


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